トレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアム
Trench Town Culture Yard Museum
地元のオプショナルツアー会社の方に、トレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアム（Trench Town Culture Yard Museum）に連れて行っていただきました。
トレンチタウンは危険です
トレンチタウンは非常に危険な場所なので、Jamaica Tourist Board は観光として行くことを推奨していません。今回は、参加者全員が自己責任ということで、地元のオプショナルツアーを主催しているJamaica travel factory の日本人ガイド 富田さんに連れて行っていただきました。
ここにレポートを記載しますが、あくまで参考です。
トレンチタウンへ個人で行くな！
何度も記載しますが、トレンチタウンは非常に危険です。
トレンチタウンはキングストンのダウンタウンから歩いて行ける距離にありますが、歩いて行くのは絶対にやめてください。歩いてトレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムに無事たどり着けることは、ほぼ無いと言えるでしょう。トレンチタウンは、タクシーなども行くのを拒否されるような場所です。
⇒ トレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムへ行く方法
トレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムとは
トレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムは、ボブ・マーリーが無名時代に住んでいた集合住宅をまるまる博物館にした施設で、トレンチタウンに住む近隣住民によって所有および運営されています。要するにトレンチタウンの自治運営の博物館と言えるでしょう。中庭の一部を除き、写真撮影は禁止されています。2007年にジャマイカの文化遺産に指定されました。
若かりし日のボブ・マーリー
ボブ・マーリーが1957年に、故郷のナイン・マイル（Nine Mile）から母親と一緒にキングストンに出てきた時にトレンチタウン・セカンドストリートに住んでいました。その当時、「ノー・ウーマン、ノー・クライ」（No Woman, No Cry）を作詞作曲したヴィンセント・フォード（Vincent Ford）は、ファーストストリートにある集合住宅の一室に住んでいました。その集合住宅が、後にこのトレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムとなりました。
写真のボブ・マーリーの像が建つ両脇の建物は共同トイレと共同キッチンです。ヴィンセント・フォードは、家を出たがっていたボブのために、共同キッチンの片隅にボブが寝泊まりしてもいいように管理人の許可をもらいました。共同キッチンは四畳半程度の広さなので、寝床だけのわずかなスペースです。
ヴィンセント・フォードは、タタと呼ばれボブのメンター（尊敬する師匠のような方）で音楽だけでなくたくさんのことを教えてくれました。ボブが、そのキッチンの片隅を拠点にして自立していく際、ヴィンセント・フォードはいろいろと面倒をみていたようです。
自立していくにつれ、共同キッチンから一室を借りれるようになり、ボブはナイン・マイルからでてきてトレンチタウンに住む友人であるバニー・ウェイラーや、ピーター・トッシュらと共に、本格的にミュージシャン活動を始めます。
写真はバンドの移動に使っていたワンボックスのバン。
そしてボブは、この場所から巣立った後も苦労を重ねて、後々には、ワールドワイドに活動をし「レゲエの神様」と呼ばれるジャマイカでNo.1のレゲエ・ミュージシャンとなりました。
トレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムへ行く方法
【トレンチタウン・カルチャーヤード見学と散策】という日本語ガイドが同行するオプショナルツアーに参加する方法があるのでご利用ください。詳しくは案内ページをご覧ください。
取材協力：Jamaica travel factory、Jamaica Tourist Board
トレンチタウン・カルチャー・ヤード・ミュージアムの場所
Trench Town Culture Yard Museum ： 6 & 8 1st St, Trench Town Kingston, Jamaica
TEL Main: (876)- 803- 1509 Secondary: (876)- 859- 6741