アメリカグンカンドリ
Fregata magnificens

アメリカグンカンドリ Fregata magnificens

アメリカグンカンドリは、フロリダ州や西インド諸島などの、暖かい熱帯の海や沿岸に生息する、全長約100cmの巨大な海鳥です。
オスの喉には赤い袋があり、繁殖期には風船のように膨らませてメスにアピールすることで知られています。
ガラパゴス諸島の旅行番組などでインサートされることが多いので、TVで目にしたことがあるのでは?

アメリカグンカンドリ Fregata magnificens

メスは全体的に灰褐色で、胸は白く、肩に金色のラインがあります。

アメリカグンカンドリ Fregata magnificens

アメリカグンカンドリの若鳥は、頭と胸が白いのが特徴です。アメリカグンカンドリの繁殖期は2~7月なので、巣立ちして自分で採餌するぐらいに育ってる時期なのでしょう。

アメリカグンカンドリを見た場所

アメリカグンカンドリ Fregata magnificens

アメリカグンカンドリを見たのは、モンテゴ・ベイでクルーズしている時です。クルーズ船が、アメリカグンカンドリのコロニーをコースに選んでくれていたのでしょう。
モンテゴ・ベイの湾内にある、こんもりとした小さな島の上空を、大型の海鳥が飛んでいるのが遠目でも分かりました。島に近づくと、多くのアメリカグンカンドリが、木の枝にとまっていました。

海賊鳥

アメリカグンカンドリ Fregata magnificens

アメリカグンカンドリの翼開長(広げた翼の端から端まで)は、2mを超えるので雄大です。ゆっくりとした羽ばたきで飛行する姿は見ていて気持ちが良いです。
また、アメリカグンカンドリは他の鳥から餌を奪う事で有名です。そのために海賊鳥とも呼ばれています。まさしく”カリブの海賊”です。他の鳥が掴んでいる餌を狙った空中戦は、きっと迫力満点でしょうね。

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