スパニッシュ・タウン Spanish Town

スパニッシュ・タウン Spanish Town

スパニッシュ・タウン(Spanish Town)はキングストンの約20km西に位置する、ジャマイカがスペインの植民地時代に首都となった場所です。その後、イギリスの植民地時代も、1872年に首都がキングストンに移されるまで、スパニッシュ・タウンがジャマイカの中心地でした。
スパニッシュ・タウンの場所と行き方

スパニッシュ・タウンの歴史

スパニッシュ・タウン Spanish Town1494年にスペイン人がジャマイカ到着すると、彼らはジャマイカの北岸に最初の首都を建設し、セビリア・ヌエバ(Sevilla Nueva)と名付けました。1534年にセビリア・ヌエバから南部に遷都し、スパニッシュ・タウンとして知られる地域を建設しました。スパニッシュ・タウンは、300年以上にわたってジャマイカの首都として機能しました。

ヨーロッパ統治時代の建造物

スパニッシュ・タウンには、スペイン統治時代やイギリス統治時代の建物が残っています。最も有名な4つの建物は解放広場にあります。これらの建物は、西インド諸島の建物の中でとても印象的なものです。

旧キングス ハウス

旧キングス ハウスは、ジャマイカ総督の公邸として1762年に、当時流行していたグルジア様式で設計され建設されました。
1872年にキングストンに首都が移されるまで、その目的を果たしました。オールド 旧キングス ハウスの歴史の最大の瞬間は、1838年8月1日に建物の階段で奴隷解放宣言が読み上げられ、ジャマイカの奴隷制が正式に廃止されたときでした。
1925年の火災で大部分が焼失しましたが、建物の正面ファサードが改修されました。

Old King’s House : West side of the parade, Spanish Town, Jamaica

旧裁判所

このジョージアン様式の建物は、建築家ジェームス・デラニーが設計し、1819年に完成した、歴史的な広場に建設された最後の建物となりました。1階は裁判所の事務に使用され、2階は市庁舎でした。市庁舎ではコンサートや演劇が開催されました。
裁判所は1986年に火災で焼失しましたが、その後再建されました。

Old Court House : South side of the parade, Spanish Town, Jamaica

国会議事堂

2 階建てのレンガ造りの国会議事堂は、1762年に建設され、かつては議会と最高裁判所の議事堂として使用されていました。キングストンがジャマイカの首都になったとき、議会はここでの会合を中止し、代わりに新しい首都キングストンで会合を開きました。
現在、この建物はセント・キャサリン教区評議会の本拠地となっています。また、市長応接室として使用されています。

The House of Assembly : East side of the parade, Spanish Town, Jamaica

ロドニー記念碑

ロドニー記念碑は、1782年のセインツの戦いで、ジャマイカをフランスの侵略から救ったロドニー提督に感謝を捧げる像で、ジャマイカ政府から英国の彫刻家ジョン・ベーコンが制作を依頼され建てられました。銅像だけで5,200ポンドを費やし、プロジェクト全体では31,000ポンドを費やしたと言われています。

The Rodney Memorial : North side of the parade, Spanish Town, Jamaica

参考:ジャマイカ政府観光局

スパニッシュ・タウンの場所と行き方

Spanish Town : Spanish Town, Jamaica

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